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宮古島での出産エピソード。まさかの陣痛44時間&救急車&緊急帝王切開!!【嫁執筆】

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娘が1歳になりました。

どうも、嫁です。

早っっ…!!
母になって早1年。 母…なれてるかな?
まだまだ全然自信ないし旦那様や周りに助けられてばかりです。

出産して丁度1年ということで、いよいよ出産レポでも書きますか(^。^)

※旦那目線も執筆しました!

宮古島の産院事情

前置きとして、まずは島の産院をご紹介。
レポだけ読みたい方はすっ飛ばしてくださいな。

宮古島には産婦人科が2カ所あります。

まず個人で運営されている「奥平産婦人科医院」
こちらは自然分娩のみ対応しています。
歴史が長い産院ですが最近建物を新しくされて、とっても綺麗で落ち着く空間。
先生は若先生が院長でそのお父様が副院長。お二人とも優しくて素敵なタッグ!
前回ご紹介したrasi-kuさんとも連携されています。
入院中の食事が豪華で食べきれないほど。毎食インスタにアップされていて、これがまた島のママさん達に超人気のアカウント。
妊娠中の赤ちゃんのエコーは4Dの映像で見せてくれて、アプリと連動させてくれるのでスマホで何度でも赤ちゃんの動画を見られます(^^) 

そして大病院の「宮古病院」
こちらは自然分娩はもちろん帝王切開や緊急時にも対応しています。
小児科もありますから、赤ちゃんにとっても安心です。
先生は腕の良い方が揃っていますし、みんなキャラクターが濃い方ばかりで見ているだけでも楽しい(笑) 助産師さんや看護師さんも負けじと濃い(笑)
沖縄の看護学校から来た若い女性陣がとてもハキハキ頑張っていたのが印象的。
入院食は素材の味を活かした優しいメニュー。食べきれる丁度良い量で出てきます。3時のおやつもあり。
エコーは超音波検査のみ。4Dやアプリは対応していないので、宮古病院に通う妊婦さんは4Dの写真や映像をもらう為に時々奥平さんに足を運ぶこともあります。

この2カ所はしっかり連携されているので、母子ともに順調で健康であれば奥平産婦人科。少しでも異常や心配があるなら宮古病院。というのが通例のようです。
産院選びでお悩みの妊婦さんは参考にして下さいね♪

陣痛スタート!

沖縄の母子手帳と配布されたケース。
一般的なものと比べてサイズが大きいので市販のケースはギチギチで使いづらい。

で、私は妊娠中はずっと奥平さんでお世話になっていました。
お腹の中の娘の経過も問題なく順調。
そしてついに。

2019年1月1日。元旦におしるし!
嬉しさとドキドキでいっぱいのお正月。夜に前駆陣痛があったのですが、不規則なままいつの間にか終わり…

明けて1月2日。夜にまた陣痛が始まり、21時頃には10分間隔に。奥平さんへ電話して、旦那様と車で向かいました。

私、お尻が大きい体型で以前から安産型だね〜なんて言われることが多かったので、てっきりそうなんだろうと信じこんでいたのですが。

どっこいそんなうまくいくわけがない。

ここからが長かった。

子宮口がいつまでたっても開かない。


開いても本当にわずかに、ちょっとずつちょっとずつ…

気付けば陣痛に耐えながら2晩過ごしておりました。

その間に聞こえてくるのは他の妊婦さんの叫び声と先生の励ます声、
そして無事生まれた赤ちゃんの泣き声…
よかったねぇ頑張ったねぇと呟きながら私はひたすら呼吸法にいそしみ…

なんかもう完璧に痛みを逃す呼吸法マスターしたわ、すげぇわ自分、いやー歌やってるからかねぇ腹式呼吸大事だねぇと自分を励まし…

その隣で共に食事も取らず一睡もせずに一緒に呼吸しながら励まし続けてくれる旦那様の優しさに涙が溢れ、
泣くと鼻が詰まって呼吸が乱れて痛くておののいたり…

その頃の旦那様はモニター画面がビスケットに見えたほどに空腹&眠気と戦っていたそうな(^_^;)

ちょうどこんな感じでした(旦那)

カテーテルこわい

子宮口が5〜6cm程の頃からだったかしら、トイレに行って用を足すと危ないからか、尿管カテーテルを入れるようになりました。

いやまじこのカテーテルがトラウマで。
差しっぱなしならまだいいけれど、入れて尿を取ったらすぐ抜くんです。
その抜き差しの時、もっそぃ酷い膀胱炎のような痛みが走る
まだ陣痛は呼吸で痛みを逃せたけれど、私はこっちの方が痛くて怖くて叫んでました…まぁこれは人によると思います…(^_^;)
何回カテーテル入れたかしら…陣痛が長いから普通の人よりそりゃ回数多いですよねきっと…

まさかの40時間超え

で。とうとう1月4日の15時。陣痛開始から42時間。
もう何度目かも分からない内診。
その時には陣痛が1〜2分間隔で、呼吸法も大した効果を得られないレベルの痛さ。

痛いってもんじゃない。なんなんだアレは。

ひたすら耐え続け、

きっと大丈夫。子宮口は開いてる。娘も生まれてくる。
今度こそ。

今度こそ…。

今度こそ…!!!

 

何度内診されてもとにかくそう信じるしかなかった私達。

そして・・・

 

先生「8cmですね」

(子宮口は10cmまで開かないと出産できない)

 

………今なんと…??

奈落の底に突き落とされるってああいう感じかしら。

サーッと血の気が引いたのが分かりましたね。

この痛みをあと何時間耐える?
てか私生きて帰れる??

 

先生「宮古病院に搬送します」

 

……確かこの辺で、今までなんとか踏ん張っていた私の気持ちがボロボロにゆるんで崩れて超絶弱気モードに入ったような記憶が…

それまではネガティブな言葉は発さないように心がけていたんですよ。「もうやだ」とか「切って欲しい」とか「無理」とか、心の中では思っても赤ちゃんに聞かせたくないから口にはしないように踏ん張ってました。

しかーし。
最大限に身体を休められるようにフォームを整えた分娩台から、
真っ平らでしかも振動が伝わる担架に乗せられた途端に

「平らなのヤダァァァ”ァ”ァ”!!!!!!!!」

と雄叫びを上げたことだけはハッキリ覚えてます。

 

ただ、搬送されている間も旦那様とその時担当してくださった天使のような助産師さんがずっとずっとずっと励ましてくれて…

「大丈夫すぐ着くよ!」
「もう宮古病院見えてるよ!」
「あとちょっとだから頑張ろう!!」

ああ書きながら思い出して泣けてくる……
2人がいなかったら精神崩壊してました。

(奥平から宮古病院へはノンストップなら5分程で行けます。)

到着した宮古病院では既に先生や助産師さん達が何人も待機していて、もうとにかくバタバタバタバタ。
色々経過を報告し検査をし、

先生「帝王切開しましょう。」

私「(ほっっっそい声で)……ハイ……」
旦那様「すぐにお願いします!!!!」

同意書にサインする旦那様。
テンパって漢字が分からなくなる。

先生「手術の説明をします」
旦那様「テンポ早めでお願いします!!!!」

先生、超早口&滑舌めっちゃいい。
パーフェクトな説明の後、ニヤリとキメ顔。
(このあたりから宮古病院の先生達のキャラクターが立ってくるwww)

まだまだ陣痛に耐えながら手術室へGO!

そして最後のカテーテル!!
マジかよまたかよゥエァァァァアアア”ア”ア”!!!


早く…早く麻酔を…!!
と思いながらも娘は下から産まれる気満々。


どんどん早まり強まる陣痛。

あと何回?!ねぇあと何回?!?!

素早く服を脱がされ横になり背中に針がプスっと刺さりました。

スーーーーッと、まるで魔法のように痛みが消えて解放されていく。

目の前でドラマみたいな感じに手術が進んでいくのかなと思いきや、かなりフランクに会話しながら手元はジャキジャキ進めていく先生達。

あ、実際ってこういう感じなのか〜と観察し始める私。

麻酔で胸から下の感覚はほとんどないけれど、なんとなくお腹の重みが軽くなった気がして…

それからすぐに娘の立派な泣き声が響きました。

1月4日 17時27分
陣痛開始から44時間。

痛みも苦しさも全部吹き飛んで、人生で1番愛しさに溢れた感情と涙が爆発。

麻酔の先生がそっとティッシュを渡してくれました。
しばらくして小児科の先生が娘を大事に大事に抱えて近付いてきました。(その姿が神々しくてギリシャ神話の神様かと思いましたw)

私はそっと娘の頬に手を触れて、
「ありがとう、頑張ったね」

娘に初めてかけた言葉です。

本当は、出産直後に肌を触れ合わせお腹の上で赤ちゃんを抱っこして温める“カンガルーケア”の時間を持ちたかったけれど、帝王切開の為それは叶わず。(奥平さんで出産していればそれが出来たようです。)

娘はすぐに旦那様の元へ運ばれていきました。

その後お腹を縫っている間は皮膚がベロンベロン引っ張られているような、なんとも摩訶不思議な感覚でした。

あとは1月に真っ裸で寒く(麻酔で自覚なし)、途中から肩・腕・顎の震えが凄くて歯がガタガタ鳴ってましたね。
娘が産まれた喜びは束の間、得体の知れない震えにびびって
「あれやっぱ私死ぬの?」なんて思ってました(^_^;)

手術の後も背中の麻酔の針は刺したままにするので、最後に針を固定するシール?を貼ってくれるのですが、
若い麻酔の先生が貼った後、先輩先生から即ツッコミが。

「お前センスねぇなw」

一体どういう貼り方をしたのかwww

周りの人もハハハと笑い、
私「仲良いですね(´∀`; )」

やっとこのあたりで正気を取り戻してたかな?

 

子宮口が開かなかった原因

原因は3つありました

①子宮の形が自然分娩に向かない形だった
②平均50cm程のへその緒が私のは80cmあり、娘の肩に二重に巻きついていた
③上記の状態により回旋異常が起きていた

でした。
お腹を切ってみないと分からないことって色々あるんですね。
産まれた娘は3310gの健康優良児。
無事で、元気で、本当に良かった。

 

生まれた娘を見た旦那様の第一声

そうそう、産まれた直後って赤ちゃんの体はまだ濡れてるじゃないですか。

旦那様の髪の毛は超立派な天然アフロだから、娘に遺伝したらどうしようととても心配だったらしく。

産まれた娘を見てすぐに

旦那様「天パですか…?」
先生「乾かないと分かりませんね…」

 

結果、私のストレートヘアが勝ちました( *`ω´)

めでたしめでたし!!!!

長々と読んで頂きありがとうございました(^^)

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宮古島から世界征服はじめました